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ホーム > YU-SDGs掲示板 > 男女共同参画・ダイバーシティについてオンライン研修を開催(10/3)
掲載日:2022/11/08
10月3日(月),附属学校園では,附属学校園の教員が本学の男女共同参画とダイバーシティについての認識を深め,教育実践に対する具体的なイメージと実践意欲を高めることを目的に研修を開催。附属学校園の全教員(90人)が参加しました。
研修は,県内の高等学校で校長を歴任され現在は山形大学ダイバーシティ推進室准教授の柿﨑悦子先生を講師にお迎えし,昨年度と同様,コロナ禍の中での開催でもあり,各学校園の教室等(20カ所)をネットワークで繋ぎ,講師はその中の1か所をメイン会場としてZoomを利用して実施されました。
今回の研修は,「本学の男女共同参画及びダイバーシティについて」をテーマに3部構成で行われ,第1部では「男女共同参画とダイバーシティ 学校の日常での気づきとジェンダー平等の実践」と題して柿崎准教授の講演が行われ,第2部ではグループごとにワークショップ,第3部では研修全体のまとめという内容で実施。今回は,研修に先立ち,附属学校園の全教員に対して「無意識のバイアスチェック」アンケートを実施し,その結果も踏まえながら行われました。
特にグループワークで行われた第2部のワークショップでは,「気づきと実践への第一歩」をテーマとして,ジェンダーカードも活用しながら各学校園の教育活動の場面でのジェンダーの例を出し合い活発な情報交換,教育活動の場面を想定し指導案を考えてみるなどの「実践」に結びつくような意見交換も行われました。
今回参加した教員らからは,「グループ分け等の際に無意識のうちに男女別に分けてしまっていた。」「社会の変化に伴って児童生徒の意識も変わってきているようだ。」など係活動,グループ・班分けの際に男女のバランスを意識してしまっていることや「男だから〇〇,女だから□□」などの先入観,偏見,イメージを持っていたなどの現場での多くの気づきが出され,活発な意見交換が行われ各教員のジェンダーやアンコンシャス・バイアスへの意識・関心の高さが伺えるものとなりました。
この研修で,社会構造の変化,デジタル社会,多様性,地域間格差などの子どもたちを取り巻く環境のなかで,先生たち自身の「無意識の思い込み」に気づき,未来の社会で活躍する子どもたちについて,すべての子どもたちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びを実現するこれからの教育について考える大きな機会ともなったようです。
山形大学では,2020年7月の「YU empowering with SDGs」宣言以来,社会の持続可能な発展に向けた地域の取組を積極的にempower!するとともに学内すべての活動をSDGsの枠組みによりempower!するという取組みを行っております。
今回の研修においても,目標5や10などにつながるものとなり,附属学校園においては,引き続き,前向きに取り組んでいきたいと思っています。