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ホーム > YU-SDGs掲示板 > 基盤共通教育科目「YU empowering with SDGs〜ローカルSDGsの実践〜」で、鶴岡市上下水道部下水道課浄化センター様から講演いただきました(6/9)
掲載日:2025/06/10
本学では、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標(SDGs : Sustainable Development Goals)のアウトラインと特徴を理解した上で、本学のSDGsに関連する教育・研究と、山形県内の企業・自治体における先進的なSDGsの実践を学ぶことによって、“自分ごと”としてSDGsを捉え、行動できるようになることを目的に基盤共通教育科目「YU empowering with SDGs〜ローカルSDGsの実践〜」を開講しています。
6月9日の第7回目は、 鶴岡市上下水道部下水道課浄化センターの佐藤 拓哉さまを講師としてお招きし、85名の受講生が鶴岡市上下水道部下水道課浄化センターのSDGsに関する取り組みを学修しました。
鶴岡市が取り組む、下水道を活用した堆肥の製造や鮎の養殖、飼料米の育成など、地域資源を活かしたSDGsの実践について学びました。
下水道という身近なインフラが、環境保全や食の循環に貢献できることに大きな驚きと学びがありました。
受講した学生からは以下のような感想がありました。
・鶴岡市では下水道資源を地域農地に還元させるために下水汚泥を肥料化してホームセンターで販売する取り組みや、消化ガスを農業利用することや、処理水を利用してアユの養殖を行っている。これらで活用される下水道のことをビストロ下水道と名付け、下水道資源循環に役立てている。 私は庄内地方の出身だが、ビストロ下水道の取り組みを知らなかった。庄内は農業が盛んであるので、汚泥だけでなくもみがらも入った「つるおかコンポスト」は環境に良いだけでなく、肥料としての機能性も備えた肥料であり、もっと広く宣伝すべき取り組みだと思った。
・鶴岡市で行われている下水道活用の取り組みについての講演を聞いて、私たちの身の回りにも見逃している資源があるのではないかと思った。下水処理後に出る汚泥を肥料にするという発想は自分も浮かんだが、それ以外に、発生するメタンガスや下水そのものの持つ熱、処理水に含まれる養分を活用するというのは、下水処理の仕組みについて深く理解し、また、その現場を知らなければ思いつかないので、講演でその活用法について聞いたとき、そんな方法もあるのかと、とても感心しました。特にアユの養殖はびっくりしました。自分も身の回りの資源を見落とすことなく活用するようにしていきたい。
次回以降の様子もこのサイトで報告します。