YU-SDGsプロジェクト

プロジェクト検索

ホーム > YU-SDGsプロジェクト検索 > カーボン物質を添加した複合物質の熱伝導率測定法の開発

カーボン物質を添加した複合物質の熱伝導率測定法の開発

目的

本研究から得られた知見を応用し,複合材料の熱伝導率の高精度測定法やEPDMなどの熱伝導率の向上への展開を推進しています.

概要

エチレン・プロピレンジエン共重合体ゴム(EPDM)やグリースなどの物質は,一般的に低熱伝導性ですが,このような物質に高熱伝導率率の物質を添加することで熱伝導性が良くなるといわれています.一方で,複数の物質で構成される複合材料の熱伝導率を精度良く測定する方法については,未だ研究段階です.本研究室では,平板比較法に基づく熱伝導率測定装置 (図1) を製作し,測定精度の向上を目指した研究を行っています.これまでに,EPDMに対するカーボンナノファイバー(CNF)の添加量に応じて,EPDMの熱伝導率が高くなることなどを実験的に明らかにしてきました.
具体例としては,添加したCNFを熱流方向と同じ方向に配向させることにより,EPDMの熱伝導率が高くなること定量的に示しました(図2).

関連サイト

http://mech_okuyama.yz.yamagata-u.ac.jp/

代表者、担当組織

奥山 正明

担当学部

工学部

連絡先

tg017@yz.yamagata-u.ac.jp

このプロジェクトを支援

山形大学基金(学部等への支援)
※「学部等名」にプロジェクト名を入力願います。

一覧へ