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インボリュート歯車の設計と性能評価

目的

 

概要

多くの歯車には歯形にインボリュート曲線が用いられています.これをインボリュート歯車と呼びます.私たちは,インボリュート歯車の形状を厳密に求め,実際に加工された歯車が正しく作られているかどうかを調べることに役立てています.特に,自動車のパワーステアリング装置に用いられている可変速ギヤ(右図1),どんな位置関係でもかみ合うことが可能な円すい形状歯車(コニカルギヤ,右図2)は,通常のインボリュート歯車よりも非常に複雑な形状をしているため,厳密な理論形状を求めることが必要とされています.さらに,これらの歯車の実用的な設計をおし進めるため,パワステ用可変速ギヤについては運転性能実験を,コニカルギヤについては耐久実験(右図3)を行っています.
また,歯車設計に関するノウハウを蓄積し,だれでも直感的に歯車の設計ができる歯車設計支援システムを設計・製作しています(右図4).このシステムを用いることによって,任意の工具形状に対応したインボリュート歯車をすばやく設計し,加工する前にその形状を確認することを可能にしています.

代表者、担当組織

大町 竜哉

担当学部

工学部

連絡先

ohmachi@yz.yamagata-u.ac.jp

このプロジェクトを支援

山形大学基金(学部等への支援)
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