これ、なんだろう？と思った時（自分の知らない『新しいキーワード』を聞いた時）、Googleに代表される検索エンジンを使えば、瞬く間に、調べる事ができます。ところで、その『新しいキーワード』は、どこで知ったのでしょうか。キーワードさえ分かっていれば、インターネット上に蓄積された膨大な情報から、自分の知りたい情報を効率よく探す事ができる検索エンジンですが、『新しいキーワード』を得る仕組みとしては、不十分です。新しいキーワードは、検索エンジン以外の方法（例えば、テレビCMや、雑誌など、従来からあるマスメディア）によって得たという場合が多いのではないでしょうか。
インターネット上で、『新しいキーワード』を得る方法として、情報推薦技術が盛んに研究されています。我々は、人と人の間で行われる口コミが本質的に持っている情報推薦としての働きに着目し、口コミ型の情報推薦システムを研究しています。本システムによって、それを聞けばきっと興味を持つのだけれど、まだ知らない情報を効率よく伝える事が実現できると考えています。
現在は、シミュレーションによって、その特性を調べています。デジタルサイネージや広告の分野への応用が可能と考えています。

武田 利浩

工学部

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