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三次元不透明物体の光波断層画像測定

目的

光計測技術は幅広い応用があり,多くのポテンシャルを有しますので,課題等ありましたら,お声がけください。

概要

光干渉を用いて生体などの断層画像を測定する技術は、OCT ( Optical Coherence Tomography ) と呼ばれており、1990年ごろに本学で生まれた技術です*。眼科でまず実用化され、他への臨床応用や一般産業応用へと広がっています。特徴は、数ミクロンから数十ミクロンの高い空間分解能と生体への高い安全性です。
OCTでは,直接測定深さが数mmなので,我々は応用拡大に向けて,さらに深い部位の測定のために極細イメージプローブを用いたOCTを研究しており,プローブに光通信用ファイバーの応用を検討しています。左のデータは,生きたラット脳に直径125μm,長さ7.4mmの光ファイバーを挿入して測定した脳組織の三次元画像で,神経線維の空間配置や密度などの情報が得られます。脳の機能解明や新薬の開発などへの応用を目指しています。
今後、生体組織などの三次元散乱物体から新たな情報を引き出すために、光エレクトロ二クス技術を駆使して、機能的で多面的な光計測を展開したいと考えています。

* : 丹野直弘、市村 勉、佐伯昭雄:日本特許第2010042号(1990)

関連サイト

山形大学大学院理工学研究科 電気電子工学専攻 佐藤学研究室

代表者、担当組織

佐藤 学

担当学部

工学部

連絡先

msato@yz.yamagata-u.ac.jp

このプロジェクトを支援

山形大学基金(学部等への支援)
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