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ナノカーボン分散液の物理化学と応用

目的

・積極的に産学連携に取組みます
・世界に一つだけ、をめざしています
・論理的挑戦が私の強みです

概要

カーボンナノチューブ(CNT)やグラフェン等のナノカーボン材料は優れた電子・熱・力学特性を有し、次世代の材料として期待されていますが、液体への分散が困難なため化学応用が遅れています。我々は、20年以上前に、CNT分散液を利用した化学反応に成功しました。その経験を活かし、様々なナノカーボン分散液の調製法を開発しています。
最近、液中に分散しているグラフェンを直接観察することのできるトワイライト蛍光顕微鏡を開発しました。現時点で、液中に浮遊している単層グラフェンを見ることができるのは、世界でこの顕微鏡だけです。形状だけでなく、層数も特定できます。コントラストを解析することで、グラフェンの電子状態や化学反応の変化をリアルタイムで、その場観察できます。さらに、分散状態にある多数のCNTによる共同的ダイナミクスも見ています。
また、グラフェンを酸化すると、紫外線励起により可視領域で発光するようになります。しかし、発光強度が弱く、応用には適していませんでした。
最近、我々は、強度を大幅に増強する現象を見つけました。実用的な応用に結び付く、新しい光化学の可能性があります。

関連サイト

http://sanolab.yz.yamagata-u.ac.jp/

代表者、担当組織

佐野 正人

担当学部

工学部

連絡先

mass@yz.yamagata-u.ac.jp

このプロジェクトを支援

山形大学基金(学部等への支援)
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