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塗って作れる薄くて曲がるガラス並のハイバリア

目的

紙のように曲げられる有機EL等のデバイスへの応用や、缶詰並の食品保存が可能なフィルムが達成できます!

概要

有機ELは大気中の水蒸気に弱く、フレキシブル化を達成するには水蒸気から保護するバリア構造が必要です。現在は真空プロセスによる多層の無機膜によりバリア構造を達成しています。当研究室では、この多層構造を全てウェットコートにて作製することに成功しました。ウェットコート法で作製することにより環境負荷が少なく、また生産プロセスに革新をもたらします。現在バリア性能はガラスに比べると1/100程度ですが、今後ガラスに匹敵するバリア性能を目指します。この技術を用いたフレキシブル有機ELパネルはこれまで以上に安く生産することが可能であり、フレキシブルディスプレイの普及に大きく寄与できると期待しています。またウェットコートによるハイバリア構造はデバイスへの応用だけではありません。食品包装や医薬品保存などでも利用が可能であり、食品ロス問題等や医療費低減にも貢献できる技術であると考えています。

関連サイト

山形大学 有機エレクトロニクスイノベーションセンター  硯里研究室( OLED-Gr )

代表者、担当組織

硯里善幸

担当学部

工学部

連絡先

suzuri@yz.yamagata-u.ac.jp

関係者、共同実施者

山形大学工学部 吉田麗娜

このプロジェクトを支援

山形大学基金(学部等への支援)
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