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細胞内の脂質の交通網を明らかにする

目的

細胞の膜や,細胞内に発達したオルガネラ膜の主成分はリン脂質です。私たちは水に溶けづらい脂質分子が,約70%が水分子を締める細胞の中を,どのように効率的に移動するのか,その交通経路や交通手段(脂質輸送因子)を明らかにすることが目的です。

概要

私たちの体を構成する細胞はリン脂質を主成分とする「脂質膜」で形成されています。しかし脂質膜の主成分であるリン脂質が,異なる脂質膜間をどのように移動されているのかについては不明な点が多く残されています。私たちは,細胞内にある脂質輸送経路を明らかにするために,試験管の中でオルガネラ膜間の脂質輸送を解析できる実験系を独自に作ったり,生きた細胞内で脂質輸送を解析できる特殊な細胞を独自に開発したりしています。このように自分たちで独自の実験手法つくることで,新しいリン脂質輸送因子を発見したり,これまで生きた細胞で計測することが難しかったミトコンドリア内膜におけるリン脂質のフロップを簡便に計測できるようになりました。細胞内の脂質輸送は生物が生きる上で必須の現象であり,その破綻は脂質代謝異常を原因とした疾患を引き起こすと考えられます。将来的には,細胞内の脂質輸送異常によって引き起こされる疾患の病態解明や治療法開発に役立てていきたいと考えています。

脂質を輸送するタンパク質Ups1-Mdm35のX線結晶構造

関連サイト

田村研究室HP

代表者、担当組織

田村 康

担当学部

理学部

連絡先

tamura@sci.kj.yamagata-u.ac.jp

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