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山形から世界を健康に。 "機能性野菜"の栽培を可能とする施設園芸用量子ドットフィルムの開発

目的

 世界中で問題となっている、栄養素不足が原因の生活習慣病患者を減少させるべく、波長変換材料を活用した、地球に優しくかつ安価な機能性野菜の栽培手法を確立し、世界に機能性野菜を普及することを目的とする。

概要

 現在、生活習慣病を死因とする世界の人々の割合は71%に達し、世界保健機関は、深刻な問題であると警鐘を鳴らしている。この主な原因として、現代人の、偏った食生活による栄養素の不足が挙げられる。例として、日本人は、ビタミンAやカルシウムなどの栄養素が不足していると言われており、山形県内でも年間約7,500人もの人々が生活習慣病により亡くなっている。そのため、不足した栄養素の充足が可能な、通常の野菜よりも高い栄養価を有する“機能性野菜”の需要が高まっている。この機能性野菜の栽培は、特定の波長の光を照射することが極めて有効である一方で、光量の少ないLEDを用いて栽培する従来手法では、品種が少なく、消費者が許容できる価格を上回ってしまう点で課題を有していた。    
 そこで本プロジェクトでは、上記課題を解決すべく、導入コストが低い「施設園芸用量子ドットフィルム」を開発することで、太陽光を特定の波長に変換し、低コストで多品種の機能性野菜の栽培を実現する。

施設園芸用量子ドットフィルムの設置イメージ

実際に試作した施設園芸用量子ドットフィルム

代表者、担当組織

吉田 謙伸、q.(キュードット)

担当学部

工学部

連絡先

t231135m@st.yamagata-u.ac.jp

関係者、共同実施者

【大下 直晃】【木村 汰勢】【森川 結策】【大場 瞭】【後藤 真】

このプロジェクトを支援

山形大学基金(学部等への支援)
※「学部等名」にプロジェクト名を入力願います。

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