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高密度塗布型有機トランジスタの研究

目的

有機材料、無機材料の細印加工技術を用いた高密度塗布型有機トランジスタ、フレキシブルディスプレイ等の有機デバイス研究を産学連携で取り組み、エレクトロニクス産業の発展を目指します。

概要

有機半導体は柔軟性を持ち、低温で塗布形成できる特徴を有することから有機トランジスタへの適用が活発に進められてきました。従来、有機トランジスタの移動度はa-Si程度(~1cm2/Vs)の値でしたが、最近、我々は新規有機半導体材料とポリマーゲート絶縁膜を用いホール移動度16cm2/Vsが得られる極めて高性能の有機トランジスタの開発に成功しました。この移動度は酸化物トランジスタに匹敵し、今まで想定していたアプリケーション以外の展開も多いに期待されています。
デバイスへの展開を見据えた場合、有機トランジスタの高密度化、アレイ化は重要となります。我々は高密度塗布型有機トランジスタアレイ(~100ppi)の開発に取り組み、フォトリソグラフィーと印刷技術を複合したプロセス、あるい、印刷、塗布だけの全塗布型プロセスを開発してきました。その成果として、有機トランジスタを用いたフレキシブルカラー有機ELディスプレイの開発に成功しています。

関連サイト

山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンター(INOEL)

代表者、担当組織

水上 誠

担当学部

工学部

連絡先

m_mizukami@yz.yamagata-u.ac.jp

このプロジェクトを支援

山形大学基金(学部等への支援)
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