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臨床⽤⾻充填(再⽣)材料の成分(カルシウム・リン)を含まないハイドロジンカイトに⾼い⾻再⽣能を発⾒

目的

世界初のハイドロジンカイトの骨再生に関する成果を確認しました。整形外科・形成外科・⼝腔外科など⾻を扱う臨床分野での⽤途が期待されます。

概要

⼤きな⾻⽋損の場合では、⾃⾝の腸⾻海綿⾻や腓⾻などを移植して⾻再⽣が⾏われますが、移植に⼗分な⾻が得られない時にはセラミックス⾻充填材を⽤いることがあります。しかし、これら⾻充填材の⽣体内吸収は低いため(⾻内に残存)、⻑期的には⾻の強度低下を引き起こすことがありました。⼭形⼤学学術研究院 ⼭本修教授(⽣体機能修復学)と半導体酸化亜鉛の中間体である各種塩基性亜鉛塩の合成技術を有しているJFEミネラル株式会社(東京都港区)は、2014年から新しい抗菌剤や創傷治療剤に関する共同研究を⾏っており、亜鉛イオン徐放能の利⽤拡⼤の⼀環としての研究の中で、ハイドロジンカイトZn5±xYy(CO3)2±y(OH)6±z : Yは特定の陰イオン)は⾻内残存が無く、⾃家⾻と類似の組織をもつ⾻が早期に再⽣することをラット頭蓋⾻⽋損モデルの実験で初めて発⾒しました。ハイドロジンカイトの⾻再⽣は⾻⽋損に対して極めて少量の添加で良く、腸⾻海綿⾻や腓⾻の移植における⾻再⽣⽤添加剤として利⽤が可能で、⾻を覆っている⾻膜があれば、ハイドロジンカイトのみで3次元的に⾻を再⽣することも可能です。

代表者、担当組織

学術研究院 教授 ⼭本 修(⽣体機能修復学/理⼯学研究科(⼯学系)

担当学部

工学部

連絡先

yamamoto@yz.yamagata-u.ac.jp

このプロジェクトを支援

山形大学基金(学部等への支援)
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