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ナノ構造を制御した超強力マグネットの開発

目的

研究室では焼結磁石と同等のミクロンサイズからナノサイズまでの高品位な結晶性を持つ希土類磁石粒子と粒界相から成るモデル界面や磁気的にハードとソフトな異なる相から成るナノコンポジットモデル磁石を薄膜プロセスによって形成しています。これらの試料のナノレベルの微細構造と保磁力や最大エネルギー積の関係を解明し、磁石特性を向上させるのに最適な微細組織や界面構造を見いだすために他大学・研究機関等と共同で研究しています。

概要

電気自動車,ハイブリット自動車,エアコン,風力発電機,MEMSアクチュエータなどには様々なマグネットが用いられており,世界最強のネオジムやサマリウムなどをベースとした希土類磁石が最も有名です。
しかし、希土類磁石の磁石性能(保磁力)は理論値の10%〜30%程度に留まっています。これは磁気的ハード相のNd2Fe14B相やSmFe12相の表面やこれと一緒に存在する粒界相の磁性が理想から離れた状態であるためと考えられています。そこで、研究室では、ハード相の粒子サイズのナノ化や粒界相との界面制御による,マグネット性能の向上と薄膜磁石の応用を目指しています。

関連サイト

加藤・安達・小池 研究室

代表者、担当組織

小池 邦博

担当学部

工学部

連絡先

kkoike@yz.yamagata-u.ac.jp

このプロジェクトを支援

山形大学基金(学部等への支援)
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