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多重管型マイクロリアクタによる単分散複合ナノ粒子の調製

目的

ナノ粒子は合成反応だけでなく,粉砕というメカノケミカル操作によっても調製できます。ナノ粒子に興味があれば是非当研究室へ。研究シーズを活用し,積極的に産学連携に取り組みます。

概要

金属アルコキシド法(ゾル-ゲル法)や沈殿法などの液相合成を多重管型マイクロリアクタを用いて行うことにより,単成分だけでなく多成分系において,ナノサイズで単分散(粒子径の分布幅が非常に狭いもの)の複合ナノ粒子を比較的容易に調製できます。反応部が多重円管構造であるため,生成した粒子の壁面への付着が抑制されます。さらに,本装置は流通式であるため,連続合成が可能であり,装置のマイクロ空間を維持した大型化(イコーリングアップ)と反応装置の個数を増やすナンバリングアップの手法により,装置の大型化にも対応することができます。

マイクロリアクタ: サイズが数十マイクロから数ミリ程度の微小空間(マイクロ流路)を有する流通式反応装置である。加熱,冷却速度が速く,流れが層流で単位体積当たりの表面積が多いため,迅速な拡散混合による精密な反応制御が可能である。

関連サイト

http://acebe.yz.yamagata-u.ac.jp/laboratory/

代表者、担当組織

木俣 光正

担当学部

工学部

連絡先

kimata@yz.yamagata-u.ac.jp

このプロジェクトを支援

山形大学基金(学部等への支援)
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